潰していいニキビと悪いニキビ

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一般的な共通認識としては「ニキビは潰してはいけない」ということになっています。しかし、皮膚科の専門の先生に聞くと必ずしも潰してはいけないとは言われていません。
適切なタイミングと方法があれば潰して対処しても良いですし、膿を持っているニキビであれば潰すべきという意見もあります。
実際に、心配になって皮膚科に言ったらニキビを潰されたという方も多いのが実情です。
盲目的に「ニキビは潰してはいけない」ということが都市伝説のようになっていますが、実はニキビには潰して良いニキビとは潰してはいけないニキビというのがあります。皮膚科の先生もこれらを見分けながら適切な処置をしているに過ぎません。それでは潰して良いニキビとはどのようなものなのでしょうか?

生活習慣の乱れやストレス白ニキビは潰しても問題なし

ニキビを大別すると「白ニキビ」と「赤ニキビ」という2つの種類に分けることが出来ます。
肌の表面にポツンと出来る白いニキビや黄白色のニキビのことを「白ニキビ」と呼んでいます。白ニキビはニキビの成長の中でも初期段階にあるニキビで別名では「コメド、閉鎖面皰」とも呼ばれています。白ニキビは皮脂が過剰に分泌されてしまったり、毛穴の出口が何らかの要因でふさがってしまった場合に発生します。シャンプーの残りカスや洗顔料の洗い残しなど、間違ったニキビ対処方法によって発生することもあるのです。
白ニキビは放置してしまうと、どんどん症状が悪化するものです。化膿が数箇所ある場合、それらが起因して周囲のお肌に感染してどんどん化膿が広がってしまう恐れもあります。

赤ニキビは触れることもダメ

白ニキビは炎症が長引いてしまうと、あとあとニキビ痕としてお肌に残ってしまうために、早めに潰したほうが良いものです。皮膚科などに行ってニキビを潰された経験がある人は驚いたという方も多いと思いますが、医師は白ニキビであると判別すると早めに対応してニキビ跡を残さないようにするために潰していたのです。
一方で、白ニキビがさらに進行してしまったものが赤ニキビとなります。赤ニキビは触れると余計に悪化させてしまうために、この状態になると決して触ってはいけません。万一触ってしまって症状をさらに悪化させてしまうとクレーター肌になってしまう可能性もあるのです。
また、赤ニキビの場合には、触れると痛みや腫れがまして、場合によっては真皮層まで破壊してしまうことがあるため、そっとしておくのが一番です。